2015-04-23 第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
さて、福祉医療機構に関するもう一つの法改正事項でありますが、回収した年金住宅融資等債権、これの元本部分について、これまでは年一回であった。今後は、年複数回、定期的に国庫に納付するということになるわけであります。 この法改正の発端は、民主党政権下の平成二十四年三月に公明党の竹谷とし子参議院議員が行った二度の国会質問であることは御案内のとおりであります。
さて、福祉医療機構に関するもう一つの法改正事項でありますが、回収した年金住宅融資等債権、これの元本部分について、これまでは年一回であった。今後は、年複数回、定期的に国庫に納付するということになるわけであります。 この法改正の発端は、民主党政権下の平成二十四年三月に公明党の竹谷とし子参議院議員が行った二度の国会質問であることは御案内のとおりであります。
○国務大臣(塩崎恭久君) 福祉医療機構の承継年金住宅融資等債権管理回収業務、これにおける国庫納付の年複数回化につきましては、平成二十四年、今お話がございましたように、予算委員会などにおいて公明党の竹谷とし子議員からの指摘を受けて、当時の野田総理が、会計処理や事務的な問題で困難な問題があるけれども、是非検討するようにという指示があったわけでありまして、このため、厚生労働省において、財務省など関係府省とも
今先生御指摘ありました福祉医療機構が行っております承継年金住宅融資等の債権管理回収業務、元本部分の国庫納付でございますが、年金財政に与える影響等も考慮いたしまして、現在、年四回ぐらいお返しをするという形で検討しております。
○山本副大臣 御指摘の福祉医療機構の承継年金住宅融資等債権管理回収業務の国庫納付、これを年一回から複数回として、回収した資金を年金給付の原資として迅速に活用することによりまして、年金積立金の取り崩しを抑えて、利回りの高い運用に回す資金をより多く確保できるようになりまして、結果といたしまして、年金財政の改善に寄与するものと考えております。
これに加えて、今回、福祉医療機構の承継債権管理回収業務で回収した年金住宅融資等債権について、国庫納付を複数回するということで、先ほども質問があり、事務手数、そういった話もありましたが、ここでは、複数回することによってどのような効果が期待されるのか、お聞かせ願えますでしょうか。
これは、平成十八年に年金資金運用基金が行っていた年金住宅融資等債権の管理回収業務を引き継いだもので、当時三兆円以上残高がありました。その後、回収が進んで、今二兆円を切っています。この回収したものは年金特会に戻すと、そして資金運用していくということになっているんです。この承継債権管理回収勘定というのが今、流動資産として現金及び預金、有価証券合わせると四千億円弱、二十三年の三月末であるわけです。
このことを改めて確認しますけれども、いわゆる一般の福祉施設、先ほど言いました勤労者に対する年金、住宅融資については、これはもう差額を持っている資産ですから、その差額が累計でたしか二、三兆ぐらいになったと思いますけれども、これを戻せなんていうことはできないですよ。しかしながら、グリーンピアだとかあるいはいろんな厚生施設というのは、これはできれば機能を維持しながらやってもらいたいと。
これは、主に年金住宅融資事業におきます国からの交付金が当該年度は未払になったことから、それによる減でございます。強制評価減でございます。 それから、二つ目が中小企業金融公庫の融資勘定でございます。これが千百六十三億円の減額になっております。理由は、主に貸倒引当金の繰入れ損によるものでございます。 それから、三つ目が日本原子力研究所でございまして、これが千百四十八億円の減。
○渡辺政府参考人 私どもが聞き取りましたところでは、年金住宅融資に係る新規借入申込書など数種類の申請書類を作成していたということでございますが、その関係には保険を付しておりますけれども、保険の関係の書類等々ということは含まれていなかったのではないかというところまでしか、まだ判明しておりません。
なお、かつては、こうしたCD—ROMというような金融機関だけにということではなく、年金住宅融資の貸し付けの申込書の印刷というようなことがございました。
それで、昨年に比べまして、今申し上げたようなところは四・九兆減額をしたわけでございますが、この中には、十七年度の特殊要因である年金資金運用基金による年金住宅融資事業それからグリーンピア事業の廃止、こういうものに伴います繰り上げ償還が約四・四兆円含まれておりますので、それを除きますと、実質的な削減額は約五千億ということになるわけでございます。
平成十八年度予算におきます福祉施設費及び施設整備費の額でございますが、まず福祉施設費、これは年金相談とか被保険者の福祉の増進のための経費ということでございますが、平成十七年度に年金住宅融資事業やグリーンピアの事業を廃止したこと等に伴いまして、年金資金運用基金向けの交付金の計上がなくなったこと等がございます。
○保坂(展)委員 国民の間には、グリーンピアあるいは年金住宅融資の失敗など、年金保険料がどれだけむだ遣いされてしまったのかという不安が年金不信につながっているわけですね。 六兆円を一括、年金保険料の集積である積立金からいわば財政投融資の方に支払っている。これに対して国民に対する報告なり説明というのは公式にあったんでしょうか、その時点で。
私は、六年ほど前から、グリーンピアあるいは年金住宅融資などの事業を早くやめるようにというふうに求めていたんですが、この間、これはやめるということで去年なったと思いますが、年金の積立金、国民年金、厚生年金の積立金は十七年度末、十六年度末、それぞれどのくらいの残高になっているんでしょうか。
○保坂(展)委員 去年の年金関連法案の中で、グリーンピア、年金住宅融資、この事業をやめるということで、グリーンピアは当然閉鎖をするわけで、これはもう収入はないわけですね。財政投融資から借り入れたお金は返さなければいけない。それから、年金住宅融資にしても、これは長期にわたって組まれているローンですから、これもかなりの融資残高が残っていたと思います。
○青柳政府参考人 ただいま申し上げました内訳に即しまして申し上げますと、大規模年金保養基地と年金住宅融資につきましては平成十七年で廃止をするということにしてございます。また、義肢、装具等の支給に係ります委託事業等についても平成十六年度をもって終了させていただいております。
そうしたものを踏まえますと、まず大規模年金保養基地でありますとか年金住宅融資については、これは平成十七年度をもって廃止することといたす、それからまた年金の福祉施設、今日御議論いただいておりますけれども、こうしたものについては整理合理化を進めていくということになっておるわけでございます。
○政府参考人(青柳親房君) 平成十七年度の予算におきまして、年金の保険料を用いまして行います広い意味での福祉施設事業ということで申し上げますと、一つは年金住宅融資の利子補給金として五百三十六億円、これは、御存じのグリーンピアあるいは年金住宅融資について平成十七年度で廃止をいたしまして、今後年金保険料は投入しないということになっておるわけでございますが、そのためには財政投融資資金からの借入金を一括で償還
この検証会議は、グリーンピア、年金住宅融資、年金福祉施設、この三事業のこれまでの経緯を検証して今後の政策決定プロセスの見直しに役立てるという意味合いで去年の九月に設置しまして、これまで四回会議を開きまして、今年の八月に報告書をまとめる予定でございます。 まず、私見を申し上げますけれども、私自身、十五年ほど前に年金住宅融資の拡大を求める記事を書いたことがございます。
これは、新たに施設を造れという意味合いじゃなくて、ここを強調しているのは、年金住宅融資といったような形での還元融資の事業、さらには先ほど少子化の問題で坂本先生御指摘されましたけれども、年金部会の方でも、この前の年金改革に向けて議論の中では、私としては積極的にこの少子化対策として年金の制度の活用ということを主張しました。
○草川昭三君 じゃ、続いて年金局長にお伺いをしますが、この年金住宅融資事業の利子補給金五千百七億円というのは、今後も年金のこの特別会計の方から支出をされることになるのかどうか、これをお伺いしたいと思います。
そこで、まず年金住宅融資事業についてお伺いをいたしますが、この年金住宅融資というのは平成十七年度までに廃止をするということにもう既に決まっておるわけですが、これはかなり、私どもも利用したことがございますけれども、日本の勤労者にとって非常にこの住宅融資というのは、住宅金融公庫からの融資とこの併せ貸しというんですか、等々によりまして、かなりの私、実績があったんではないだろうかと思うんですが、スタートをされてから
〔委員長退席、理事武見敬三君着席〕 これも年金局長にお伺いをしますが、平成十六年九月に、第三者の参画を得て年金の福祉還元事業に関する検証会議というのが開かれたわけでございますが、この検証対象というのは、大規模年金保養基地ですね、俗に言うグリーンピア事業、それから年金福祉施設事業及び年金住宅融資事業となっておりますけれども、年金住宅融資事業の報告が、ちょっとくどいようでございますけれども、つまびらかになっておりませんが
それは、年金資金運用基金というのがございますが、これに対する財政支出として、年金住宅融資事業等の廃止に伴いまして、その事業に係ります財政融資資金借入金を同基金の解散のときまでに償還するということにされておりますので、当該償還に要する資金として政府が行う財政支出、これが四兆四千億円強ございます。
○政府参考人(青柳親房君) 歳入不足につきましては、一つには、歳出の中で、申し上げましたように、先ほど申し上げましたものが主な歳出として項目ございますが、そのほかに、大きな項目で申しますと福祉施設等業務勘定への繰入れということでございまして、特にこの中でも年金住宅融資事業等の廃止に伴う財政融資資金からの借入金の繰上償還に充てるものが四・二兆円ほどございますが、こういったものを含む業務勘定への繰入れというものが
○政府参考人(青柳親房君) 保険給付費及び基礎年金拠出金、あるいは先ほど申し上げました年金住宅融資事業等の廃止に伴う財政融資資金からの繰入金の繰上償還等資金財源を含む業務勘定への繰入れ、これらすべてがこの六・五兆の充当対象ということになるわけでございます。
○福山哲郎君 じゃ、さっき言われた年金住宅融資、グリーンピアの後処理のための繰上償還にかかわる費用というのは幾らなんですか。
また、先ほど申し上げましたグリーンピアとか年金住宅融資、こちら関係の費用というのが十七年度五百三十六億円計上されておるわけでありますけれども、財政融資資金からの借入金の一括償還を十七年度において行いますので、平成十八年度以降は、利子補給金やグリーンピアの償還のための経費は、予算への計上は行われないということで考えております。
また、大規模年金保養基地、これはグリーンピアと称しておりますが、こういうものでありますとか、年金住宅融資、こういうものにつきましては、平成十七年度で廃止をするということで考えております。
○谷垣国務大臣 今回の年金財政からの出資金等約四・四兆円で、現在年金住宅融資の財源となっている財投からの借入金を繰り上げ償還するということをやるわけですが、拠出された出資金については今後年金住宅ローン債権として運用されて、顧客からのローンの元本それから利払い、合計で五・八兆円という形で返済されることになるわけで、運用益を伴った形で回収がなされていくということでございますので、国民の年金をむだに使っているということにはならないのではないかというふうに
したがいまして、これは御存じのように保険給付費や基礎年金の拠出金、それから今お話のありました年金住宅融資事業等の廃止に伴う財政融資資金からの借り入れの繰り上げ償還金等の資金財源を含む業務勘定への繰り入れ、こういったものすべてを足し合わせたときに、歳出に対して歳入が不足するということで積立金を受け入れるということでございますので、予算書の説明欄についてはわかりにくいという御批判があったようでございますが
その六・三兆円の内訳というのは、元本が約五・五兆円で、補償金が〇・八兆円、八千億円というようなことになっているわけなんですけれども、まずこの補償金の八千億円の根拠というものをお尋ねするということと、それからこの年金住宅融資というシステムの中で、逆ざやの中で利子補給がずっとされているんですけれども、この利子補給を行うということによって年金財政に穴をあけ続けてきたんではないかということに対する厚生労働省
冒頭、年金住宅融資に係る繰り上げ償還に伴い補償金〇・八兆円、八千億円の支払いがどうしてあるんだろうかというお話がございました。 この補償金は、繰り上げ償還を行う際の利息に相当するものでございまして、財政融資資金の貸し付けが利ざやを取らずに収支相償うように運営されているものですから、財政融資資金への繰り上げ償還時に支払うことが取り決めとなっております。
今度、年金基金の運用についてお伺いしたいんですが、年金住宅融資というのがございますね。これは福祉還元の名目で住宅融資を貸し付けてきたという件でございますが、これまでに幾らぐらい貸し付けを行ってきたんですか。
○尾辻国務大臣 この年金住宅融資債権につきましては、保証機関または保証人による融資債務の保証及び物件の担保を付することによって保全いたしております。その大宗を占めます被保険者向け融資については、さらにまた、取扱金融機関による保証も求めております。したがいまして、保証を幾重にも求めておる。
○政府参考人(渡辺芳樹君) 今お尋ねの新聞記事にかかわりますグリーンピア及び年金住宅融資事業でございますが、今日のように年金給付も本格化されていない時代において、国会の附帯決議等で年金積立金を被保険者に福祉還元すべき、長きにわたり保険料を払い続けるだけなのかという観点から、被保険者等の福祉の向上を図る目的として進められてきたものでございます。
○政府参考人(吉武民樹君) グリーンピア、それから年金住宅融資に関します財投借入金の一括償還のために、年金積立金管理運用独立行政法人法案附則第二条第二項の規定を根拠といたしまして、年金特別会計から年金資金運用基金に対しまして出資及び交付金の交付を行うこととしています。